リカバリイメージの作成 で抽出したイメージの詳細をまとめておく。
・sc02bomjj1.pit
まずは、PIT ファイルから。PIT とは Partition Information Table のことで、どこに、どういったパーティションがあって、どのくらいのサイズなのかが記述されている。また、ROM パッケージ中のファイル名とパーティションとの対応付けについても記述されている。
・sc02bomjj1_odin.pit
sc02bomjj1.pit の末尾の不要な部分をカットしたもの。
・boot.bin
プライマリブートローダ。基本的な初期化処理を行い、セカンダリブートローダを起動する。
・sbl.bin
セカンダリブートローダ。PIT, Linux Kernel(zImage), params.lfs, modem を呼び出す。
電源OFF時の充電中や ROM 書き換え等の管理も行う。また、ダウンロードモード時に表示される画像も含む。
ここまでのイメージの抽出元の領域を壊すと brick (文鎮化)するので注意。
・param.lfs
jpeg ファイルが入っている。起動時の Galaxy S のロゴ(国際版)や、docomo のロゴ、spinner(くるくる回るやつ)が含まれる。その他、特殊な異常起動時に表示される(らしい)画像も含まれる。
実機の /mnt/.lfs の内容なので、このフォルダ内を直接参照すれば閲覧可能。
・zImage
Linux Kernel
・factoryfs.rfs
Android を含むシステム領域。プリインストールアプリも含まれる。
・dbdata.rfs
アプリのデータが保存される領域
・cache.rfs
Dalvik(Android の Java 仮想マシン) キャッシュ
・modem.bin
モデム。SIM や通話関係はここ。
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